- 2025/09/17 掲載
ノボノルディスク肥満治療薬、睡眠障害など幅広い用途視野=幹部
[コペンハーゲン 16日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクは、同社の次世代型肥満症治療薬が睡眠障害からひざの痛みまで、より幅広い関連症状の治療に有効かどうかを検証する計画だ。研究開発部門の責任者マルティン・ホルスト・ランゲ氏がオーストリア・ウィーンで開かれた欧州糖尿病学会(EASD)開催中にロイターのインタビューに応じ、明らかにした。
ランゲ氏はひざの変形性関節症や睡眠時無呼吸症候群など、患者の日常生活に影響を与える重度あるいはより一般的な肥満症関連疾患についての有効性の立証を目指していると説明。その上で「肥満症は200以上のさまざまな併存疾患と関連があることが分かっている」と述べた。
ノボノルディスクは「ウゴービ」で米国の肥満症薬市場をリードしていたが、その後は米同業イーライリリーの「ゼップバウンド」に押されてシェア回復に奮闘している。
同社広報担当者はロイターに対し、来年、米国で肥満症治療注射剤の高用量版の承認申請を検討していると明らかにした。
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