- 2025/10/08 掲載
NY金、4000ドル突破=米政府機関閉鎖の影響懸念
【ニューヨーク時事】7日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米政府機関の一部閉鎖や連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測を背景に買われ、3営業日続伸した。終値は1オンス=4004.40ドルとなり、初めて4000ドルを突破した。
米上院は6日、与党共和党主導のつなぎ予算案を否決した。予算案否決は5度目となり、与野党の対立激化で予算成立のめどが立っていない。米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば、米経済活動に混乱が生じるとの警戒感が強まった。
自民党の高市早苗総裁が掲げる政策により日本の財政赤字が拡大するとの観測が台頭する一方、フランスでは政局不安が高まっており、安全な資金逃避先として金に買いが集まった。
FRBが今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに踏み切るとの期待も、金利の付かない金の追い風となった。
【時事通信社】
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