- 2025/10/11 掲載
円急伸、151円台前半=米中対立激化懸念で―NY外為市場
【ニューヨーク時事】週末10日のニューヨーク外国為替市場では、米中対立激化への懸念から円買い・ドル売りが活発となり、円相場は1ドル=151円台前半に急伸した。午後5時現在は151円13~23銭と、前日同時刻比1円90銭の大幅な円高・ドル安。
中国当局は9日、レアアース(希土類)やリチウムイオン電池に関する輸出規制を強化。続いて10日には米半導体大手クアルコムに対し、独占禁止法違反の疑いで調査を始めたほか、寄港する米国船から「特別料金」を徴収すると発表した。
トランプ大統領は中国の一連の動きについて、極めて敵対的と批判。今月末に予定されている習近平国家主席との会談中止を示唆し、中国製品への関税を大幅に引き上げる考えも明らかにした。トランプ氏はまた、中国の対応次第では11月1日から100%の追加関税を課す方針を示したことから、円は終盤に一段高となった。
【時事通信社】
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