- 2025/11/04 掲載
 
10月米ISM製造業景気指数、8カ月連続50割れ 関税で納期長期化
[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が3日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.7となった。前月の49.1から低下し、8カ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を下回った。新規受注が低迷しているほか、関税の影響でサプライヤーの納入に時間がかかっていることが背景にある。
それでも、ISMが長期的に経済全体の拡大を示すとしている42.3の水準は依然として上回っている。ロイターがまとめたエコノミスト予想は49.5だった。
先行きを示す新規受注指数は49.4と、前月の48.9から上昇したものの、過去9カ月のうち8カ月で50を下回っている。
供給業者の納入を示す指数は54.2と、前月の52.6から上昇。関税措置によるサプライチェーン(供給網)の混乱を示唆した。同指数は50を超えると納入が遅延していることを示す。
支払い価格指数は58.0と、前月の61.9から低下したものの、なお高水準で推移している。
雇用指数は依然として低迷しており、ISMは「一時解雇(レイオフ)と欠員補充の見送りが多くみられる」と指摘した。
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