- 2025/11/07 掲載
マツダ、関税打撃で4━9月期452億円の最終赤字 通期純利益は維持
[東京 7日 ロイター] - マツダが7日に発表した2025年4━9月期の連結純損益は452億円の赤字だった。前年同期の353億円の黒字から赤字に転落した。トランプ米関税の影響に加え、販売の台数や構成の悪化などが利益を押し下げた。26年3月期の純利益予想は200億円のまま据え置き、IBESがまとめたアナリスト11人の予測平均値309億円を下回った。
ブレークイーブン(損益均衡)を目指した7─9月期は78億円の営業赤字、32億円の最終赤字だった。
ジェフリー・ガイトン最高財務責任者(CFO)は決算会見で、「日米間の自動車関税引き下げのタイミングが想定よりも後ろ倒しとなった影響が103億円あり、ブレークイーブン未達の要因となったが、下期反転の土台ができた」と述べた。
同社は当初の業績予想では、自動車関税の税率を4月から7月まで27.5%、8月から来年3月まで15%を前提として影響額を試算していた。実際は9月16日から15%の税率が発動された。
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