- 2025/11/11 掲載
ホテルやレジャー銘柄への投資、5年ぶり低水準=ゴールドマン
[ロンドン 10日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスの顧客向けの調査ノートによると、消費者の購買力に左右されるホテルやレストラン、レジャー企業の先週の株式市場でのエクスポージャーが新型コロナウイルス禍の2020年以来、約5年ぶりの低水準となった。このことはヘッジファンドの景気楽観論が後退したことを浮き彫りにした。
ロイターが10日確認したノートには、消費者が欲しいものの、必ずしも必要としない業種のホテルやレストラン、レジャー企業の株式の純売却額が、世界および米市場での消費財分野で最大になったと紹介。これらの分野は、景気の先行指標とみなされることが多い。
ヘッジファンドはこうした企業の株価上昇を見込んだロングポジションを解消し、株価下落を想定したショートポジションを増やした。
一方、米市場でヘルスケア銘柄の株価は先週の上昇率が約9カ月ぶりの大きさとなり、8週連続で上げた。ロングポジションの増加が相場を押し上げた。
10日の世界の株式市場は上昇し、過去最長記録を更新している米政府機関閉鎖の終了が視野に入ったとの期待感が相場を押し上げた。
また、先週発表された民間調査の米経済指標が軟調だったのを受け、経済不安の場合のリスク回避資産として一般的に用いられている金(ゴールド)などの金融資産の価格は上昇している。
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