- 2025/11/21 掲載
製造業PMI11月は48.8に小幅上昇、サービス業は50台維持=S&Pグローバル
[東京 21日 ロイター] - S&Pグローバルが21日に発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.8と、前月の48.2から小幅に上昇した。生産高は上昇したものの、全体では好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で下回った。サービス業は53.1で、前月と同水準だった。
製造業PMIを構成する項目では、生産高が前月の48.3から49.6に、新規受注が45.1から45.3に、雇用が50.6から51.2にそれぞれ上昇した。
今後1年間に対する楽観的な見通しは強まった。多くの企業が新製品発売や技術の進展、建設活動の拡大、国内外需要環境の回復が成長を支えると期待を寄せていた。一部の企業は、半導体産業全体の売上改善予想にも言及した。
サービス業PMIは、3月の50ちょうどを含めて13カ月連続で節目の50台を維持した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの担当者は、製造業が顧客需要の低迷に苦戦する中、引き続きサービス業が日本企業の事業活動全体の拡大を支えたと指摘した。もっとも、製造業の生産高が50に近づき、業況が安定化に向かいつつあることを示唆したことは「好材料だ」と述べた。
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