- 2025/11/21 掲載
プライベートクレジットやステーブルコインの監視必要=金融安定理事会
ベイリー氏はこの書簡で、金融規制の「近代化と強化」に向けた国際的な取り組みを訴えた上で、プライベートクレジット市場を含めたノンバンク金融仲介機関(NBFI)の果たす役割が拡大していることは、FSBにとって来年重点的に点検すべき問題だと指摘した。
またクロスボーダー決済の仕組み改善や、ステーブルコインのための強固な規制体系の策定は「緊急性がある」と述べた。
ベイリー氏は「(ステーブルコインを巡る)各国・地域間の規制やプルーデンス政策のばらつきは、複雑さや潜在的なリスクを一層積み重ねる恐れがある」と説明し、ステーブルコインが国境を越えて安定的かつ効果的に運営可能な方法を検討することも大事だと付け加えた。
一方でベイリー氏は、主要国で国際的な銀行の自己資本強化を求める「バーゼル3」の最終合意がなお全面的に実行されていない状況に言及した。
バーゼル銀行監督委員会は19日、このバーゼル3の完全な実行は引き続き最優先課題と改めて表明した。
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