- 2025/11/22 掲載
米製造業PMI、11月は51.9に低下 4カ月ぶり低水準
総合PMIは54.8と、前月の54.6から上昇。サービス業PMIは55.0と、前月の54.8から上昇した。総合新規受注は55.0、販売価格指数は56.0、投入価格指数は63.1と、前月の53.6、54.7、60.0からいずれも上昇した。一方、雇用指数は51.0と、前月の51.3から低下した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「製造業は、新規受注の伸びの鈍化と完成品在庫の記録的な増加という憂慮すべき状況だ」と言及。「在庫増加は、需要が回復しない限り今後数カ月、生産拡大ペースの鈍化をもたらすとみられる。結果として多くのサービス業の成長鈍化につながる可能性がある」と指摘した。
今後1年の景況感は顕著な改善が見られたとも指摘。追加利下げ期待や米政府機関閉鎖の解除のほか「政治環境への懸念緩和と、企業向け政策支援強化への期待」を要因に挙げた。今回の調査は11月12─20日に実施された。
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