- 2025/11/22 掲載
FRB、当面金利据え置きが妥当 現行政策を検証=ダラス連銀総裁
[21日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は21日、現行政策が経済にどの程度の抑制効果を及ぼしているか見極める間、連邦準備理事会(FRB)は政策金利を「当面の間」現行水準に据え置く必要があるとの考えを示した。
ローガン氏は講演で、労働市場がおおむね均衡する中、インフレ率が高止まりしていることを踏まえると、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定された0.25%ポイントの追加利下げは正当化できなかったとの見解を改めて表明。9月のFOMCで決定された利下げにも確信は持っていなかったと述べた。
その上で「すでに2回の利下げが実施されていることを踏まえると、インフレが想定以上のペースで低下するか、労働市場が一段と速いペースで冷え込んでいることを示す明確な証拠がない限り、12月のFOMCで追加利下げを決定するのは難しい」とし、「追加利下げを正当化する明確な根拠がない限り、当面は金利を据え置くことで、現行政策がどの程度引き締め的か適切に検証することができる」と語った。
ローガン総裁は今年のFOMCで投票権を持っていない。
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