- 2025/11/27 掲載
米国株式市場=4日続伸、ダウ314ドル高 利下げ観測の高まりで
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。ハイテク株の回復や12月の利下げ観測の高まりを背景に買い優勢となった。
主要株価3指数はいずれも4営業日続伸。投資家は先週の下落につながったハイテク株の割高なバリュエーションへの懸念を受け流した。
こうした懸念は、人工知能(AI)関連の主要企業エヌビディアの好調な四半期決算と業績見通し上方修正を受けて和らぎ、AIサーバーメーカー、デル・テクノロジーズの第4・四半期業績見通しが市場予想を上回ったことでさらに後退した。デルは5.8%上昇した。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「きょうと金曜日の半日取引は、感謝祭のような休暇前後に見られる典型的なパターンで、出来高が細り個人投資家の楽観ムードがやや強まる傾向がある」と指摘。さらに「ここ数日、市場では米連邦準備理事会(FRB)の12月利下げ観測が急速に強まっており、これが足元の相場上昇の最大のけん引役となっている」と分析した。
FRBが26日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、経済活動は大半の地区で、前回からほぼ変化がなかったと報告され、利下げ観測にほとんど影響を与えなかったようだ。
CMEのフェドウオッチツールによると、金融市場が織り込む12月の25ベーシスポイント(bp)利下げ確率は84.9%となっている。
この日は航空株が大きく上げた。感謝祭の前日で、民間航空会社にとって1年で最も旅客需要が高まる日とされる。S&P1500航空指数は3.0%高。
S&P総合500種の主要11セクターでは公益事業が上昇率トップ、通信サービスが最大の下落率を記録した。
農機大手ディアは関税の影響により年間利益見通しが市場予想を下回り、株価は5.7%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.37対1の比率で上回った。ナスダックでも2.13対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は147億8000万株。直近20営業日の平均は194億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 47427 +314 +0. 47196 4757 47196
.12 .67 67 .15 1.40 .15
前営業日終値 47112
.45
ナスダック総合 23214 +189 +0. 23163 2328 23074
.69 .10 82 .19 0.58 .39
前営業日終値 23025
.59
S&P総合500種 6812. +46. +0. 6793. 6831 6783.
61 73 69 55 .44 87
前営業日終値 6765.
88
ダウ輸送株20種 16531 +129 +0.
.12 .97 79
ダウ公共株15種 1121. +14. +1.
27 81 34
フィラデルフィア半導体 6899. +185 +2.
46 .28 76
VIX指数 17.19 -1.3 -7.
7 38
S&P一般消費財 1898. +10. +0.
19 16 54
S&P素材 560.2 +6.6 +1.
2 8 21
S&P工業 1291. +7.4 +0.
22 8 58
S&P主要消費財 877.2 +8.4 +0.
9 6 97
S&P金融 879.3 +6.8 +0.
5 5 79
S&P不動産 261.3 +1.3 +0.
1 0 50
S&Pエネルギー 677.6 +4.5 +0.
6 5 68
S&Pヘルスケア 1842. -4.6 -0.
64 3 25
S&P通信サービス 453.9 -2.2 -0.
6 4 49
S&P情報技術 5670. +71. +1.
88 36 27
S&P公益事業 454.8 +5.9 +1.
6 4 32
NYSE出来高 12.50
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 5013 + 大阪比
5 455
シカゴ日経先物12月限 円建て 5011 + 大阪比
0 430
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR