- 2025/11/27 掲載
中国、米大豆を少なくとも10カーゴ購入 首脳会談後
[北京/シンガポール 26日 ロイター] - 中国は25日以降に結んだ契約に基づき、米国産大豆を少なくとも10カーゴ、約3億ドル分購入した。取引業者2人が明らかにした。米中首脳は24日、電話会談を行っている。
このところ米中間の貿易関係が改善したことを受けて、中国による買い付けが急増している。トランプ米大統領は24日、中国の習近平国家主席との電話会談後、両国関係は「極めて強固」だと強調した。また、トランプ氏は習氏に対し、米国産品の購入を加速・拡大するよう求めたと説明。トランプ氏によれば、習氏はこれに「ほぼ同意した」という。
取引業者のうち1人は、中国が約12カーゴ分購入したと説明し、もう1人は10─15カーゴ分と推定している。重さは1カーゴ当たり約6万─6万5千トン。米国の港から1月に出荷予定という。
今回の購入は、米国産大豆がブラジル産より高値を付けているにもかかわらず実施された。
米農務省のデータによると、中国は国有穀物大手の中糧集団(COFCO)が買い付けを主導し、10月下旬以降、米国産大豆約200万トンの購入を予約。米政府が発表した購入量1200万トンを大幅に下回っている。
ベセント米財務長官は24日、今後3年半で8750万トンの米大豆を中国が購入するとの合意に触れ、買い付けが「予定通り進んでいる」と述べた。
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