- 2025/11/27 掲載
米農機大手ディア、26年の関税影響さらに拡大と警告
[26日 ロイター] - 米農機大手ディアは26日、2026年に関税負担の影響がさらに拡大すると警告し、大型トラクターの利益率低下を理由に年間利益が予想を下回るとの見通しを示した。
ジョン・メイ最高経営責任者(CEO)は関税負担の利益率圧迫が大型農業機械部門に引き続き重くのしかかると述べた。一方でコスト削減や林業・小規模農業市場の需要増が寄与すると予想した。
2026年10月期について、税引き前の関税負担を約12億ドルと、25年10月期の約6億ドルから倍増すると予想。純利益予想は40億―47億5000万ドルで、LSEGのアナリスト予想の53億3000万ドルを下回った。
トランプ米大統領の包括的な関税政策は、とりわけ輸入原材料に依存する製造業や工業企業を中心に幅広い業種に影響を与えている。
農作物価格の下落と生産コストの上昇によって、農家は費用のかかる機材の購入を先延ばしし、トラクターやコンバインなどの大型農業機械はレンタル機材や中古製品を選ぶ傾向が強まっている。
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