• 2025/11/28 掲載

ウナギ規制、否決に安堵=高騰懸念の専門店やスーパー

時事通信社

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ニホンウナギを含むウナギ全種の輸出入を規制する案が、ワシントン条約締約国会議の委員会で27日、否決された。流通量の減少に伴う取引価格の高騰を懸念していたうなぎ専門店やスーパーなどからは、採決の結果にひとまず安堵(あんど)する声が聞かれた。

老舗うなぎ店「八ツ目や

にしむら」(東京都目黒区)の店主松本清さんは「本当に良かった」と胸をなで下ろした。規制が強化されれば、「売値をどの程度上げる必要があるのか見当がつかない」と気をもんでいたためだ。

夏の土用の丑(うし)の日は小売店にとっても書き入れ時。食品スーパー「アキダイ関町本店」(東京都練馬区)では例年、うなぎのかば焼きなどが通常の5~10倍ほど売れるという。秋葉弘道社長は「特売もできるし、ほっとしている」と語った。

水産庁によると、昨年のウナギの国内供給量は6万941トンで、このうち7割超が輸入品。近年は、牛丼や回転ずしといった大手外食チェーンによる1杯1000円以下のうな丼も人気だが、原材料の調達コストが増えれば割安な商品が直撃を受ける可能性もあった。

鈴木憲和農林水産相は27日、記者団の取材に応じ、「まずはほっとしている」と顔をほころばせた。これまで、規制を求める欧州連合(EU)の提案は科学的根拠に基づかないとして、各国に反対票を投じるよう呼び掛けてきた。「働き掛けを行ってきた成果として、多くの国からご理解をいただいた」と評価した。

【時事通信社】 〔写真説明〕老舗うなぎ店「八ツ目や

にしむら」で調理されるうなぎ=24日、東京都目黒区 〔写真説明〕取材に応じる鈴木憲和農林水産相=27日午後、同省

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