- 2025/12/01 掲載
7~9月経常益、19.7%増=AI、半導体関連が好調―法人企業統計
財務省が1日発表した7~9月期の法人企業統計調査によると、全産業(金融業と保険業を除く)の経常利益は前年同期比19.7%増加の27兆5385億円だった。増益は、2024年10~12月期以来、4四半期連続。人工知能(AI)や半導体関連の需要拡大が押し上げ、7~9月期の経常利益額として過去最高となった。
製造業は23.4%増の10兆19億円。AI関連が好調な電気機械が87.5%増、生産用機械は半導体製造装置の需要増で65.9%増と高い伸びを示した。一方、米国の関税政策などの影響で、輸送用機械は14.0%、業務用機械は15.2%それぞれ減少した。
非製造業は17.6%増の17兆5367億円。飲食・宿泊で客数、客単価の増加が追い風となったサービス業や、大型工事の受注があった建設業がけん引した。
設備投資額は2.9%増の13兆8063億円となり、3四半期連続で伸びた。鉄鋼や電気機械で、生産能力を増強する動きが出ている。非製造業ではデータセンター建設や都市開発関連の投資が拡大した。
【時事通信社】
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