- 2025/12/01 掲載
ビットコイン5%安、9万ドル割れ 投資家のリスク回避強まる
[ロンドン 1日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが1日、再び9万ドルを割り込んだ。2021年の暗号資産の急落時以降で最悪となった11月の下げに続き、株式などリスク資産から資金が逃避している。
ビットコイン<BTC=>は5%安の8万6627ドルと、1日の下落率としては、11月初旬以来の大幅安となっている。11月に記録した8カ月ぶり安値の8万0553ドルに迫っている。
11月は1万8000ドル以上下落し、21年5月以降で最大の下げ幅となった。
アナリストによると、ビットコインは現在、株式市場との相関性が高まっている可能性がある。
XTBの調査責任者キャスリーン・ブルックス氏は「ビットコインは現在、リスク選好全体の先行指標となっており、下落は月初の株式市場にとって悪材料だ」と指摘。
「(今日は)目立った材料はないが、先週、ボラティリティーが急低下し、VIX指数が過去12カ月の平均を下回ったことで、一部の投資家が警戒した可能性がある」と述べた。
イーサ<ETH=>は6%安の2840ドル。11月は22%値下がりし、2月(32%下落)以来の大幅安となった。
LSEGによると、現物ビットコインを裏付け資産とする米上場投資信託(ETF)は、11月に過去最大となる34億3000万ドルの資金流出を記録した。年初来では210億ドルの純流入。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR