- 2025/12/01 掲載
独製造業PMI、11月改定48.2 9カ月ぶり低水準
[ベルリン 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.2と、10月の49.6から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。
好不況の分かれ目となる50を引き続き下回った。新規受注が過去10カ月で最も速いペースで減少した。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ドイツの製造業は50を超えられないようだ」と指摘した。
新規受注が再び減少したことが主因。アジア、欧州、北米の需要が低迷し、輸出は今年最大の落ち込みを記録した。
生産は9カ月連続で増加したものの、伸びは7月以来の低水準だった。
同氏は「企業は9カ月連続で生産を増やしているが、受注、雇用、在庫などの他の指標は、業界の状況が依然としていかに悪いかを示している」と述べた。
雇用は減少ペースが若干鈍ったものの、減少が続いている。解雇や雇用契約の更新見送りを通じて人員を削減した。
企業信頼感はわずかに改善したが、依然として過去の平均を下回っており、受注残の減少や国内自動車部門を巡る懸念が重しとなっている。
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