- 2025/12/02 掲載
マネタリーベース、11月は8.5%減 貸出支援オペの反動で大幅減続く
[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した11月のマネタリーベースの平均残高は、前年比8.5%減の612兆6869億円だった。減少率は2007年4月以来の大きさ。貸出増加支援オペの新規貸し出しが6月に終わり、前年に貸し出しが増えていた反動で大きな落ち込みが続いている。国債買い入れの減額も引き続き下押し要因。
内訳は、日銀当預が9.9%減の491兆3781億円で08年8月以来の減少率。紙幣は2.5%減の116兆6855億円、貨幣は1.4%減の4兆6233億円だった。
11月末のマネタリーベース残高は608兆4669億円で、前月の619兆1673億円を下回った。
マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計額で、日銀が供給する通貨を表す。
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