- 2025/12/02 掲載
米テスラ、11月も欧州で販売低迷 仏などで前年比6割近く減少
[1日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは欧州市場で苦戦が続いている。11月の販売台数はフランス、スウェーデンで前年比50%以上減少するなど、複数の国で急減した。
公式データによると、フランスでは58%減の1593台、スウェーデンは59%減の1466台、デンマークは49%減の534台、オランダは44%減の1627台、ポルトガルは47%減の425台、スペインは9%減の1523台だった。
一方、ノルウェーは前年比で約3倍の6215台となり、年間販売記録を更新。イタリアは58%増の1281台となったが、年初来では前年同期比28%減となっている。
1─10月期の欧州市場シェアは1.6%で、前年の2.4%から低下。クロスオーバー車「モデルY」の新型を展開したものの、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による欧州右派政治家への支援に端を発した下降トレンドが続いていることが改めて浮き彫りになっている。
またアナリストは、特に中国新興メーカーとの競争激化やテスラ車のラインナップが老朽化していることを指摘。調査会社エスカレントの調査によると、欧州の5大市場では回答者の38%がテスラの目新しさは失われたと感じ、デザイン、品質、感情に訴える魅力で競合に後れを取っていると答えた。
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