- 2025/12/02 掲載
消費者態度指数11月は4カ月連続の改善、物価高予想の割合低下
Yoshifumi Takemoto
[東京 2日 ロイター] - 内閣府が2日に発表した11月消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯・季節調整値)は前月から1.7ポイント上昇の37.5と、4カ月連続で改善した。基調判断は「消費者マインドは、持ち直している」で据え置いた。物価の見通しでは依然として9割以上が1年後も上昇すると見込んでいるが、その比率は2カ月連続で低下した。
内閣府では、昨年末から今年初めにかけて起きたような生鮮野菜の価格高騰などがみられずに物価見通しが若干低下していることが寄与したと推察している。最近の円安傾向の影響については不明とした。
消費者態度指数を構成している4つの意識指標全てが前月から改善した。このうち「耐久消費財の買い時判断」が2.0ポイントと大きく上昇した。
1年後の物価が上昇するとの回答比率は90.6%で、前月の92.6%から2.0ポイント低下と、2カ月連続で下がった。2022年1月(89.7%)以来の低水準となった。
内訳では、物価は2%以上5%未満上昇するとの回答比率が増えた一方、5%以上上昇するとの比率は低下した。
※過去の関連記事は[JPCONI=ECI]をクリックしてご覧下さい。
※経済モニターアプリは cpurl://apps.cp./Apps/Economic-Monitor/ をクリックしてご覧ください。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR