- 2025/12/04 掲載
午後3時のドルは155円前半、日銀利上げ見通しで一時円高
[東京 4日 ロイター] - 午後3時のドルは前日NY市場終盤と変わらずの155円前半で取引されている。ロイターが4日午後、日銀が今月の金融政策決定会合で政策金利を0.75%へ引き上げる可能性が強まったと伝え、円が一時買われた。高市早苗政権も日銀の利上げ判断を容認する構えだという。
ドルは午後に入り155円半ばから前半へ下落した。市場では「日銀に関するニュースに反応して円が買われたが、12月の利上げはほぼ織り込み済みで、大きな動きには至らなかった」(三菱UFJ信託銀行資金為替部上級調査役の岡田佑介氏)との声が出ていた。
円は対ドル以外でも小動きが続いた。豪ドルは102円半ばへ小幅上昇した一方、スイスフランは193円後半へ小幅安となった。
日銀の植田和男総裁は4日午前の参議院財政金融委員会に出席し、中立金利は「広い幅をもってしか推計できていない」などと述べたが、円相場に目立った反応はなかった。「日銀が連続利上げを視野に入れるといったようなことがない限り、円の先安観は変わらず、ドル/円の下値では押し目買いが優勢となりやすい」(大手銀のトレーダー)という。
ドルはきょう午前に一時155.04円まで下落し、今月1日以来の155円割れに迫ったが、その後は切り返した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 155.21/155.25 1.1659/1.1661 180.98/180.99
午前9時現在 155.11/155.12 1.1665/1.1667 180.97/180.98
NY午後5時 155.24/155.27 1.1670/1.1673 181.16/181.21
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR