- 2025/12/04 掲載
国際会計基準審議会、銀行リスク評価の新モデル巡り協議開始
[ロンドン 3日 ロイター] - 国際会計基準審議会(IASB)は3日、新たなリスク軽減会計モデルに関する協議を開始した。同モデルでは銀行が投資家に対し、金利の変更などに伴うリスクの管理方法についてより明確な視点を提供できるようになるという。
協議は2026年7月31日まで行われ、IFRS第9号「金融商品」とIFRS第7号「開示規則」の変更を伴う可能性がある。
IASBのバーコウ議長は「われわれの提案するリスク軽減会計モデルは、会計とリスク管理をより密接にすることで内部効率を高め、金融機関とそのステークホルダーとのコミュニケーションを強化することを目的としている」と述べた。
投資家にエクスポージャーのより大きな全体像を提供するものになると説明。ロイターに「われわれは銀行がどのようにリスクを管理しているかをよりよく理解したいのだ」と語った。
新しいモデルは240日間の協議期間が設けられ、実施まで2年以上かかる可能性があるという。
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