- 2025/12/04 掲載
スペイン、欧州中銀理事会のポスト維持目指す=経済相
[トロント 3日 ロイター] - スペインのクエルポ経済・通商・企業相は3日、ロイターに対し、スペイン政府が来年始まる欧州中央銀行(ECB)の幹部人事選考に向けて、ECB理事会でスペイン人のポスト維持を目指したいと語った。
理事会の6つのポストのうち4つは2027年末までに空席となり、スペイン出身のデギンドス副総裁の任期が最も早く26年5月に終了する。ラガルド総裁、チーフエコノミストのフィリップ・レーン氏、イザベル・シュナーベル理事はいずれも27年に任期を終えるため、ユーロ圏で最も強力な金融政策ポストの獲得を巡る各国間の競争が激しくなる。
クエルポ氏は「スペイン側としては当然、理事会で引き続き重要な代表権と地位を確保するために取り組む」と述べた。「理事会の全てのポストが埋まった後の理事会の最終構成について均衡の取れた見方を持つことが重要だ。」と指摘。スペイン人がラガルド氏の後任に就く可能性について「時期尚早だが、どのポストを目指すにしても最も優秀な候補者を出せるよう努める」と述べた。
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