- 2025/12/06 掲載
仏中銀総裁「あらゆる政策オプション排除せず」、上下のリスクに注視
ビルロワドガロー総裁はフランス中央銀行の会合で、上振れ要因として世界的なバリューチェーンの分断化とドイツにおける公共支出の増加、下振れ要因として賃金上昇の鈍化やユーロ高、中国からの輸入品価格の低下が含まれると説明。
物価安定に対するリスクが現在、上下両方向に均等に存在する中で、ECBはインフレ目標を持続的に下回ることは容認できないと述べた。
その上で総裁は「今後の理事会において、全ての選択肢を残しておくことが重要だ。唯一固定されているのは2%のインフレ目標であり、最終的な金利水準ではない」とし、いかなる政策措置も排除しないとの考えを示した。
11月のユーロ圏のインフレ率は前年比で2.2%上昇と、前月から伸びがやや加速したものの、今年は大半の期間でECBの目標である2%近辺で推移している。
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