- 2025/12/08 掲載
GDP2次速報、7─9月は年率マイナス2.3%に下方修正 設備投資減で
Yoshifumi Takemoto
[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日公表した7-9月期の国内総生産(GDP)2次速報は前期比マイナス0.6%となり、1次速報の同マイナス0.4%から下方修正された。年率ではマイナス2.3%で1次の同マイナス1.8%から引き下げとなった。設備投資の減少が主因。6四半期ぶりのマイナスとなる。
設備投資は1次速報の前期比プラス1.0%からマイナス0.2%に下方修正された。法人企業統計やサービス産業動態統計を反映した結果、ソフトウエア投資などが1次速報段階の推計を下回った。
政府最終消費支出も、1次の前期比プラス0.5%から同0.2%に引き下げられた。建設総合統計を反映した結果、1次の推計を下回った。
一方、個人消費は1次の前期比プラス0.1%からプラス0.2%に上方修正となった。サービス産業動態統計を反映した結果、外食などが上振れた。
民間住宅もリフォーム需要などの最新統計を反映した結果、1次のマイナス9.4%からマイナス8.2%に上方修正された。
内閣府は今回の2次速報公表と同時にGDPの基準改定を実施。2024年度の実質GDP成長率を従来のプラス0.6%から同0.5%に下方修正した。個人消費がプラス0.7%から同0.2%に、設備投資もプラス1.9%から同0.9%にそれぞれ引き下げられた。一方、輸出はプラス1.5%から同1.7%に上方修正された。
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