- 2025/12/08 掲載
街角景気11月は7カ月ぶりに悪化、物価高に懸念 クマ出没の影響も
Yoshifumi Takemoto
[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日公表した11月の景気ウオッチャー調査によると、街角の人々からヒヤリングした景気の現状判断指数(DI)は前月比0.4ポイント低下し48.7となった。DIの低下は7カ月ぶり。物価の上昇が家計を圧迫しているほか、クマの出没による観光業への影響などを指摘する声も聞かれた。
DIの内訳では、家計動向が前月比0.2ポイント、企業動向が同1.2ポイント、雇用関連が同0.5ポイントいずれも低下した。内閣府は景気ウオッチャーの判断を、「持ち直している」に据え置いた。
景気判断の理由としては、家計関連で「物価の上昇が続き高くて買えない。インフルエンザの流行による学級閉鎖で商店街の人通りも減っている」(近畿・レストラン)、雇用関連で「新規求人数が減少傾向にある。企業からは人手不足という声がある一方、物価高の影響によりさまざまなコスト削減を行っているという声がある」(東海・職業安定所)など物価高に言及する声が目立った。また、観光業を中心に「クマの出没に関する問い合わせが多く、予約のキャンセルも若干出ている」(東北のホテル)との声も聞かれた。
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