- 2025/12/08 掲載
バーゼル銀行監督委、銀行のリスク開示様式標準化で市中協議開始
第3の柱の情報開示は、アナリストが銀行の強靱(きょうじん)性を精査できるよう自己資本やリスクエクスポージャーを詳しく提供するもの。BCBSによると、大半の銀行はPDF形式で開示しており、分析を妨げる要因になっている。
人工知能(AI)の台頭により、こうした情報の分析は自動化が加速すると予想され、規制当局や投資家、リスク管理者にとってデータの構造化が極めて重要になっている。
BCBSは、情報開示の技術的仕様を提案しているが、現行の情報開示要件自体は変更しない方針だ。開示する情報を各行が自行のウェブサイトで公表するか、それとも中央で一括して公表するかは、各国の規制当局が決定する。
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