- 2025/12/08 掲載
25年の国内新規上場、110社に=トランプ関税影響で減少―東証
東証は8日、2025年に国内の証券取引所で新規株式公開(IPO)した企業数が前年から24社減少し、110社になる見通しだと発表した。トランプ関税への懸念から4月上旬に株価が急落したことなどが影響したとみられる。一方で、日経平均株価が史上初めて5万円を超える中、上場時の時価総額が1000億円を超える大型案件も4社あった。
上場社数の内訳は、グローバル企業向けのプライムが前年から3社増の7社、中堅企業向けのスタンダードは1社減の12社で、新興企業向けのグロースは23社減の40社。プロ投資家向けの東京プロマーケットは4社減の46社だった。
プロマーケットのみの上場などを除いた企業数は66社で、13年以来の低水準。SMBC日興証券の担当者は「小さく上場しても成長できていない企業が多い。『小粒化』は減らそう、という問題意識のあらわれでないか」と指摘した。
【時事通信社】
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