- 2025/12/10 掲載
M&A市場は来年も活況、米ゴールドマンCFOが予想
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックス のデニス・コールマン最高財務責任者(CFO)は9日、「合併・買収(M&A)の2026年へ向けた活動の全体的な見通しには大きく勇気づけられる」と述べ、来年も活発なM&Aの動きが続くとの見方を示した。同社主催の投資家向け会合での発言。
コールマン氏によると、今年は発表済みのM&A案件の全体規模が過去2番目に大きな年となりそうだ。
ウォール街全体にM&Aを巡る状況が改善しつつあるという楽観論が広がっており、コールマン氏の発言もその一端と言える。米国におけるM&Aは、底堅い景気と借り入れコストの低下、企業景況感の改善により活発化し、ペースが加速している。
今年は企業が上場や資金調達の市場環境が改善され、大型の新規株式公開(IPO)が相次いだことで、投資家の楽観的な見方が強まった。
コールマン氏は「株式引き受け業務の全体的な見通しは依然として非常に明るく、26年は活況が続くはずだ」と語った。
LSEGのデータによると、規模が100億ドル相当以上のM&A案件は今年11月下旬までに合計63件となり、年間でも過去最多だった2015年を上回る見通しだ。
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