- 2025/12/16 掲載
EU、自動車業界の圧力でエンジン車禁止を緩和へ
[ストラスブール 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会はドイツ、イタリア、欧州自動車業界からの強い圧力を受け、2035年以降に内燃機関(エンジン)車の新車販売を禁止する措置を後退させ、電気自動車(EV)以外を最大10%認める見通しだ。
自動車メーカーが米EV大手テスラや中国のEVとの競争に苦戦する中、CO2ニュートラルなバイオ燃料や合成燃料を使用したプラグインハイブリッド車やレンジエクステンダー(航続距離を延長する装置)の販売継続を認めるよう求めるメーカーの声を聞き入れたようだ。
EU加盟各国政府と欧州議会の承認が必要となる。
一方、EV業界は投資が損なわれ、EVシフトでEUが中国にさらに差をつけられることになると述べている。
また、クリーンな輸送を目指す団体「T&E」のエグゼクティブディレクター、ウィリアム・トッツ氏は「エンジンにしがみついていても、欧州の自動車メーカーが再び偉大になることはない」と述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR