- 2025/12/17 掲載
中南米の経済成長、来年も低迷 国連機関が予測
[サンティアゴ 16日 ロイター] - 国連の中南米カリブ海経済委員会(ECLAC)は16日、今年の中南米カリブ海地域の経済成長率が2.4%になる可能性が高いと指摘した。来年の予測は2.3%。
国内需要の低迷と世界的な不確実性が影響している。
?ECLACは今年と来年の中南米カリブ海地域全体の経済成長予測を据え置いたが、国別の予測は調整した。
?メキシコの今年の経済成長予測は0.6%から0.4%に引き下げた。国内需要の鈍化、送金の減少、民間消費・投資の落ち込みが背景。
?ブラジルの今年の経済成長予測は2.5%、アルゼンチンは4.3%で据え置いた。コロンビアは2.6%に引き上げ、チリは2.5%に引き下げた。ペルーは3.2%で据え置いた。
?ECLACによると、労働市場は緩やかに回復しているが、雇用の伸びは緩やかで、労働参加率と失業率の男女格差が根強い。インフォーマル経済の比率が高く、消費を抑制している。
?来年の中南米カリブ海地域については、ダイナミズムに乏しい状況が続くと予想。中程度の成長率、脆弱な国際環境が見込まれるほか、今後も国内要因が投資・生産性・正規雇用の拡大を制約すると述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR