- 2025/12/17 掲載
FRB独立性「非常に重要」=次期議長候補の米政権高官
【ワシントン時事】米ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は16日、CNBCテレビのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)の独立性は「非常に重要だ」と強調した。一方、FRBには「利下げ余地が大きい」との見解も示した。
ハセット氏は次期FRB議長の最有力候補と目されていたが、CNBCは前日、トランプ大統領とハセット氏が「近過ぎる」ことから政権内で異論が出ていると報道した。トランプ氏がFRBへの利下げ圧力を強める中、側近のハセット氏が議長に就任すれば、FRBの独立性が損なわれるとの懸念がある。
ハセット氏は「トランプ氏は金利が下がり得ると考えている」と発言。トランプ氏肝煎りの大型減税などを踏まえた設備投資増で供給が増えるため、「物価には下押し圧力がかかる。トランプ氏は正しい」と述べた。
ただ、FRBの政策金利は「事実と指標に基づき、(連邦公開市場委員会=FOMC=での)合意により決めなければならない」と語った。
【時事通信社】
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