- 2025/12/17 掲載
独IFO業況指数、12月は予想外に低下 来年前半も企業悲観的
[ベルリン 17日 ロイター] - 独IFO経済研究所が17日発表した12月の業況指数は87.6と、前月改定値の88.0から予想外に低下した。
アナリストは88.2への上昇を見込んでいた。
INGのマクロ担当グローバルヘッド、カルステン・ブルゼスキ氏は「ドイツ経済にとって、今年は始まりと同じように、指数は期待外れで終わった」と述べた。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、フランツィスカ・パルマス氏によると、政府の財政刺激策がまだ意味のある効果を上げていない。
IFOのクレメンス・フュースト所長は、企業が2026年前半について一段と悲観的な見方をしていると指摘。現況指数は横ばいで、楽観を抱けないまま今年が終わると付け加えた。
コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨーグ・クレーマー氏は「広範な経済政策改革が秋に実現しなかったことで企業の景況感は悪化している」と述べた。
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