• 2025/12/18 掲載

FRBは利下げ余地ある、中立金利から0.5─1.0%乖離=ウォラー理事

ロイター

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Michael S. Derby

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は17日、雇用市場の軟化が懸念される中、FRBには依然として金利を引き下げる余地があるとの認識を示した。

ウォラー氏はニューヨークで開催されたイェール大学経営大学院のイベントで、「私は依然として、中立金利からおそらく50─100ベーシスポイント(bp)離れた水準にあると考えている」と指摘した。

その上で、今後の見通しを踏まえると「利下げを急ぐ必要はない」との見方を示し、インフレが緩和していく可能性が高い経済状況の中で「政策金利を着実に中立水準まで引き下げていくことができる」と語った。

またウォラー氏は、雇用市場は劇的な悪化を示しているわけではないものの、「軟化」し続けており、「雇用の伸びはゼロに近い状態にあり、これは健全な労働市場ではない」と指摘。「私にとって重要なのは、FRBの二重の責務における雇用の側面であり、インフレは低下するとみている」と述べた。

FRBによる今年の3会合連続利下げについては、雇用リスクの一部を相殺するのに寄与したとの見方を示し、財政政策の変更と不確実性の低下を背景にした来年の堅調な経済見通しも、雇用を後押しするはずだと言及。その上で、今後の追加利下げについては「緩やかなペースで進めることができ、急激な措置は必要はないと思う」と述べた。

ウォラー氏は金融緩和志向を持つ人物とされており、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも利下げに賛成票を投じた。FRBの次期議長候補にも挙がっており、トランプ大統領が17日に面接するとみられている。

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