- 2025/12/18 掲載
金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるべき、適切な政策運営を期待=木原官房長官
[東京 18日 ロイター] - 木原稔官房長官は18日午前の記者会見で、日銀の金融政策について「具体的な手法は日銀に委ねられるべきだ」とした上で「日銀には引き続き政府と密接に連携を図り、経済・物価・金融情勢を踏まえつつ、コストプッシュではなく賃金上昇も伴った2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に向けて、適切な金融政策運営を期待する」と述べた。
長期金利については、さまざまな要因を背景に市場において決まるものであることから、その動向について逐一コメントすることは差し控えるとしつつ、「長期金利を含む金融市場の動向については、注視をしている」と述べた。
米財務省が「サハリン2」の取引許可を半年間延長したことについては「サハリン2プロジェクトに関する取引を米国制裁の適用除外とする延長措置が適切に講じられているものと認識している」と述べ、同プロジェクトを含めた「海外からのLNG(液化天然ガス)の確保は、日本のエネルギー安全保障にとって極めて重要」であり、国際社会と連携しつつLNG供給の安定的な確保に支障をきたすことがないよう万全を期する考えを示した。
米財務省は17日、ロシア極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」プロジェクトからの原油販売許可を来年6月18日まで延長すると発表した。同プロジェクトには三井物産、三菱商事などが出資している。
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