- 2025/12/18 掲載
年末年始、海外旅行者100万人に=前年比3割増―JTB調査
JTBがこのほど発表した年末年始(12月20日から来年1月5日)の旅行動向調査によると、海外旅行者数は前年比31.5%増の100万人となり、コロナ禍前の約9割の水準まで回復する見通しだ。三が日に加え、12月27~28日は土日など長期連休が取りやすい日並びのため、ハワイや欧州などの遠方への人気が高いという。年末年始の総旅行者数は前年比2.5%増の3987万人の見込み。
海外旅行の渡航先は、近場の韓国、台湾を回答した人の割合が前年と比べて減少。日数は4~6泊が増え、1人当たりの平均費用は27万5000円と、2000年以降で過去最高となりそうだ。円安傾向が続いているものの、同社の担当者は「生活者がその状況に慣れ、費用が高くても旅行に行く層が一定数はいる」と分析する。
同社の商品では、乗り降り自由な欧州周遊バスツアーやハワイのリゾートホテルなどが人気で、大エジプト博物館(GEM)の全面開業によりエジプト旅行の予約も伸びているという。
一方、国内は自家用車で行ける近場の家族旅行が増え、旅程は1泊2日が最多で約4割を占める。全国15~79歳の男女1万人を対象に事前調査を行い、うち「年末年始に旅行に行く/たぶん行く」と回答した2060人に本調査を実施した。調査期間は11月11~13日。
【時事通信社】 〔写真説明〕スーツケースを手にした旅行客らで混雑する成田空港の国際線到着ロビー=5月6日、千葉県成田市
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