• 2025/12/19 掲載

米11月CPI、前年比2.7%上昇 セールで伸び鈍化も関税懸念残る

ロイター

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Lucia Mutikani

[ ワシントン 18 日[...] ロイター] - 米労働省の労働統計局(BLS)が18日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年比2.7%で、市場予想を下回った。ロイターが調査したエコノミスト予想は3.1%上昇だった。

ただ、この伸び鈍化は技術的な要因によるものとみられ、引き続き輸入関税が一因とされる価格高騰が懸念される。

43日間にわたる政府閉鎖により10月のデータが収集できなかったため、前月比は公表されなかった。10月のCPI発表も中止された。

9月は前年比3.0%上昇だった。

11月CPIの上昇率が予想を下回ったのは、データ収集が、年末商戦のセール時期に当たる月末まで遅れたことが原因とみられる。エコノミストは12月に上昇率が加速すると予想している。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比2.6%上昇した。9月は3.0%上昇だった。

トランプ米大統領による広範な輸入関税導入は、多くの商品の価格を上昇させた。しかし、企業は関税導入以前に積み上げた在庫を消化し、価格上昇分の一部を吸収したため、価格の転嫁は緩やかに進んできた。

パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は、小売業者が9月までに関税の約40%を転嫁したと試算。「われわれは、この割合は3月までに徐々に70%に上昇し、その後安定すると予想している」と述べた。

またエコノミストらは、牛肉、バナナ、コーヒーなど一部品目への関税引き下げによる価格低下が消費者に実感されるまでには、しばらく時間がかかる可能性があると指摘している。

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