金現物が最高値更新、米利下げ観測など後押し　銀も最高値

[２２日　ロイター] - 金現物が２２日の取引で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の追加利下げ観測や安全資産としての需要、軟調なドル相場などが支援材料となっている。また、銀も過去最高値を更新した。

０３４４ＧＭＴ（日本時間午後０時４４分）までに、金現物は１．２％高の１オンス＝４３９１．９２ドル、銀現物は２．７％高の６９．２３ドルを付け、いずれも最高値を更新した。

金は地政学的な緊張や貿易摩擦、各国中央銀行による購入にも支えられ、今年に入り６７％上昇。３０００ドルと４０００ドルの節目を初めて突破した。年間上昇率は１９７９年以来の大きさとなる見通しだ。

銀も堅調な投資資金流入や供給制約の持続を追い風に年初来１３８％急騰している。