- 2025/12/22 掲載
ベア「1万2000円以上」=26年春闘要求―日産労連
日産自動車とグループの労働組合などで構成する日産労連は22日の中央執行委員会で、2026年春闘について、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求額の目安を25年春闘と同じ「月額1万2000円以上」とする執行部案を固めた。日産は経営再建中だが、物価高や人手不足を踏まえ、「最低でも昨年要求を下回らない水準」の賃上げを目指す。
来年1月16日に開く中央委員会で正式に決める。上部団体の自動車総連は12日、ベア要求額の目安を月額1万2000円以上とする方針を固めており、これに合わせた形だ。ただ日産は、米関税の影響や販売不振により、25年9月中間連結決算で約2200億円の純損失を計上。経営は厳しく、交渉は難航する可能性がある。
【時事通信社】
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