- 2025/12/23 掲載
ヘッジファンド、米医療サービス事業者など売り越し=ゴールドマン
[ ロンドン 22日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスの19日付の顧客向けリポートによると、ヘッジファンドは先週、米国の医療サービス提供などのヘルスケア関連株を14週間ぶりに売り越した。ロイターが22日にリポートを確認した。
医療保険制度改革法(「オバマケア」)に基づく補助金は、議会が措置を講じなければ年末に期限切れとなり、2026年1月から約2400万人の保険料負担が大幅に増える恐れがある。トランプ米大統領は19日、価格引き下げを巡り、今後数週間のうちに保険会社と面談する意向を示した。
ゴールドマンによると、ヘッジファンドは医療サービス提供者や製薬・バイオ企業を売り越した。サブセクターのうち買い越されたのは生命科学と医療技術のみ。価格の下落を見込むショートポジションと価格の上昇を見込むロングポジションの割合は8対1だった。
過去1年や5年平均と比べると、ヘルスケア関連株は比較的高い水準で保持されているという。
医療費のほか消費者物価の上昇で国民の不満が高まっており、26年の米中間選挙で大きな争点となる可能性がある。
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