• 2025/12/23 掲載

米ホリデーシーズンの売上高は約4%増=ビザとマスターカード

ロイター

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Siddharth Cavale Anuja Bharat Mistry

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米決済大手ビザとマスターカードが23日に公表した暫定値によると、今年のホリデーシーズンの米小売売上高は約4%増加した。消費者は限られた予算と新製品・衣料品への購入意欲のバランスを取ったもよう。

ビザのチーフエコノミスト、ウェイン・ベスト氏は、消費者はより慎重に購入を検討し、人工知能(AI)を使って価格の調査・比較を行うことで予算の有効活用を行っていると述べた。マスターカード・エコノミクス・インスティテュートのチーフエコノミスト、ミシェル・マイヤー氏も、消費者は早めに買い物をし、お得に商品を手にするためにプロモーションを活用したと分析した。

消費者心理の低迷と関税によるインフレでホリデーシーズンに向けた期待が低迷する中、小売業者は売り上げ確保のため早期にプロモーションを展開した。しかし感謝祭とブラックフライデーを含む5日間のサイバーウィークのデータは、消費者が経済への懸念をほぼ意に介していないことを示している。

ビザとマスターカードのネットワークを通じた数十億件の取引から算出された数字からは、消費の底堅さが12月に入っても続いていることが明らかになった。

ビザによると、自動車、ガソリン、レストランを除く小売支出は11月1日から12月21日までの期間に4.2%増加した。2か月間全体で4.6%増加という10月の予測をわずかに下回った。

マスターカードは小売業と飲食業の売上高をデータに含めており、同時期の売上高が前年同期比3.9%増加し、予想の3.6%増を上回ったと発表した。

両社のデータはインフレ調整を行っていない名目ベースのもの。

両社は、早期のプロモーションと自宅での買い物の手軽さがオンライン売上高の伸びに貢献し、実店舗の伸びを上回ったと指摘した。ただビザは、取引全体では実店舗が依然として優勢で取引全体の73%を占め、オンラインは27%だったとしている。

ビザのデータによると、テレビやスマートフォンなどの家電製品の売上が支出をけん引し5.8%増となった。衣料品とアクセサリーがこれに続き5.3%増だった。マスターカードは、季節のセールや寒さの影響で衣料品の買い替えが進んだほか、宝飾品の購買も増加したと指摘した。

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