- 2026/02/06 掲載
東エレク、需要強く純利益は一転増益へ 配当予想も引き上げ
Ritsuko Shimizu
[東京 6日 ロイター] - 東京エレクトロンは6日、2026年3月期の連結純利益予想を4880億円から前年比1.1%増の5500億円へ上方修正した。上方修正は今期2度目で、一転増益予想となる。足元の強い需要を反映したほか、2―3月にかけて実施する政策保有株売却益760億円も計上する予定。
会社予想はIBESがまとめたアナリスト20人の予想平均4898億円を上回った。同社は、純利益に対する配当性向50%をめどとしており、年間配当についても、1株あたり533円を601円に引き上げた。また、発行済み株式の1.6%に当たる750万株・1500億円を上限に自社株買いも決めた。川本弘常務は会見で「来期のキャッシュ創出力やキャッシュポジション、資本効率の向上などを総合的に勘案して決めた」と説明した。
今後の事業環境について川本常務は、先端半導体向け投資は中長期的に拡大が続くとみており「2026年のWFE(前工程向け装置)市場は前年比15%以上の成長を見込んでいる。顧客からの引き合いは強く、前年比20%以上の成長も期待できる勢いだが、顧客のクリーンルームのスペース、部材調達の問題などがある」と指摘。DRAMは投資前倒し要請が強いほか、NANDも稼働率が上昇し、新規投資につながる勢いだと述べた。
10―12月期は出荷の関係もあり減収減益となったが「1―3月期は売上げ増加を想定している」という。
半導体製造受託世界大手の台湾積体電路製造(TSMC) が熊本県に建設中の第2工場で回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)の最先端半導体を生産すると表明したことについて「来期の数字には入ってこない。再来期のイメージだが、非常に期待している」と述べた。
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