- 2020/08/19 掲載
英CPI、7月上昇率は前年比1.0%に拡大 衣料品店が夏季セール控え
ロイター調査によると、エコノミストは6月と同じ0.6%の上昇率を見込んでいた。
外貨両替会社Equals Moneyのチーフエコノミスト、ジェレミー・トムソンクック氏は「インフレ率は消費者が全く必要としていないV字型回復の兆候を示している」と述べた。
ONSによると、衣料・フットウエア価格がインフレ率上昇に最も寄与した。
例年なら店舗が秋に備えて夏物を処分するため6─7月は衣料品価格が下がる時期だ。今年は衣料・フットウエア価格の下落幅が異例なほど小さくなっており、ロックダウン期間に値引きしていた影響が出ているとみられる。
ONSによると、ガソリン価格の上昇、および散髪・歯科・理学療法のコスト上昇もインフレ率上昇につながった。
エネルギー・食品・アルコール・たばこを除外したコアCPIは前年比1.8%上昇。伸び率は6月の1.4%から拡大し、1年ぶりの高水準となった。エコノミスト予想は1.3%上昇だった。
ONSによると、7月のインフレ指標はほぼ完全なモノ・サービス標準バスケットに基づくという。一時はロックダウン開始で一部サービスが利用できなくなっていた経緯がある。
イングランド銀行(英中銀)は今月、インフレ率が短期的にいったんマイナスに転じると予想。8月はマイナス0.3%まで低下すると見込んでいる。
* 7月の英CPI、前年比+1.0%=統計局(予想:+0.6%) * 7月の英CPI、前月比+0.4%=統計局(予想:-0.1%) * 7月の英コアCPI、前年比+1.8%=統計局(予想:+1.3%) * 7月の英コアCPI、前月比+0.4%=統計局(予想:変わらず) * 7月の英小売物価指数、前年比+1.6%=統計局(予想:+1.2%) * 7月の英小売物価指数、前月比+0.5%=統計局(予想:+0.1%) * 7月の英生産者物価産出指数、前月比+0.3%=統計局(予想:+0.3%) * 7月の英生産者物価産出指数、前年比-0.9%=統計局(予想:-0.9%) * 7月の英生産者物価投入指数、前年比-5.7%=統計局(予想:-6.1%) * 7月の英生産者物価投入指数、前月比+1.8%=統計局(予想:+1.1%) * 7月の英生産者物価コア産出指数、前年比+0.1%=統計局(予想:+0.3%) * 7月の英生産者物価コア産出指数、前月比-0.1%=統計局(予想:+0.1%)
<^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
UPDATE 2-UK inflation jumps in July as clothes shops shun summer sales
RPT-UK JULY CORE PRODUCER OUTPUT PRICES -0.1% MM (REUTERS POLL +0.1%)
UK JULY RPI-X +0.5 % MM
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^>
関連コンテンツ
PR
PR
PR