- 2020/08/31 掲載
米S&P・ナスダック最高値、ダウ年初来プラス回復 ハイテク主導
週間では主要株価3指数は軒並み上昇して取引を終えた。S&Pとナスダックは5週連続での上昇。
またS&Pは、8月として34年ぶりの好成績となる見通し。
レノックス・ウェルス・アドバイザーズのデービッド・カーター最高投資責任者は「ハイテク株が今年の株価回復分の大半を占める。しかし、上昇の裾野は広がり、ダウ平均などへの追い風となっている」と述べた。
メドウズ米大統領首席補佐官が追加の新型コロナウイルス経済対策について、上院共和案に3000億ドル上乗せした1兆3000億ドル規模であれば、トランプ大統領は受け入れる用意があるとの見方を示し、株価上昇に拍車がかかった。
朝方発表された7月の米個人消費支出は前月比1.9%増と、市場予想の1.5%増を上回った。第3・四半期に経済が大きく持ち直すとの見方を後押しした。
S&Pの主要セクター中、エネルギー<.SPNY>の上昇が目立ち、1.9%高。米南部を襲ったハリケーン「ローラ」による製油所などへの被害が限定的だったことで安心感が広がった。
個別銘柄では、ユナイテッド航空
クラウドベースの人事(HR)・会計ソフトを手掛けるワークデイ
ウォルマート
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.47対1の比率で上回った。ナスダックは2.01対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は80億7000万株。直近20営業日の平均は92億1000万株。
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