- 2020/09/03 掲載
S&P最高値、ディフェンシブ銘柄やバリュー株が主導
ナスダック総合<.IXIC>も最高値を更新。コロナ危機前の水準を約23%上回った。ダウ工業株30種<.DJI>も2月に付けた最高値に迫った。
株価は午後に入り勢いを増し、取引終了前30分にかけこの日の高値を更新した。
アリー・インベストのチーフ投資ストラテジスト、リンジー・ベル氏は、投資家の間では2%超のインフレを容認する米連邦準備理事会(FRB)の新戦略がなお消化されつつあると指摘。「前日の好調な動きを受け、この日は一部ローテーションの動きとなり、バリュー株や景気循環株の買いが膨らんだ」と述べた。
FRBはこの日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は8月下旬にかけて小幅ながら拡大し、雇用はおおむね増加したものの、成長は一部地域で引き続き停滞したとの認識を示した。
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが2日に発表した8月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数の伸びが42万8000人と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の95万人を大きく下回った。
S&Pバリュー株指数<.IVX>は1.8%、グロース株<.IGX>は1.4%高。
公益<.SPLRCU>、主要消費財<.SPLRCS>、不動産<.SPRLCR>の上昇が目立ち、2─3%強上昇。ヘルスケア<.SPXHC>も2%、金融<.SPSY>も1.5%上昇した。
情報技術<.SPLRCT>も0.9%上昇。朝方に値を下げたことで、安値拾いの買いが入ったという。
個別銘柄では半導体大手エヌビディア
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.91対1の比率で上回った。ナスダックも1.56対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は98億5000万株。直近20営業日の平均は91億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 29100.5 +454.84 +1.59 28736. 29162. 28713. <.DJI>
0 79 88 53
前営業日終値 28645.6
6
ナスダック総合 12056.4 +116.78 +0.98 12047. 12074. 11836. <.IXIC>
4 26 07 18
前営業日終値 11939.6
7
S&P総合500種 3580.84 +54.19 +1.54 3543.7 3588.1 3535.2 <.SPX>
6 1 3
前営業日終値 3526.65
ダウ輸送株20種 11451.5 +134.82 +1.19 <.DJT>
1
ダウ公共株15種 818.68 +24.60 +3.10 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2370.18 +65.50 +2.84 <.SOX>
VIX指数 26.57 +0.45 +1.72 <.VIX>
S&P一般消費財 1283.28 +15.66 +1.24 <.SPLRCD>
S&P素材 415.86 +9.28 +2.28 <.SPLRCM>
S&P工業 673.29 +10.79 +1.63 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 684.99 +12.75 +1.90 <.SPLRCS>
S&P金融 422.68 +6.25 +1.50 <.SPSY>
S&P不動産 229.25 +5.02 +2.24 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 262.95 -1.10 -0.42 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1273.61 +26.05 +2.09 <.SPXHC>
S&P通信サービス 215.83 +4.62 +2.19 <.SPLRCL>
S&P情報技術 2232.92 +20.38 +0.92 <.SPLRCT>
S&P公益事業 305.31 +9.25 +3.12 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.42億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 23505 + 205 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 23505 + 205 大阪比 <0#NIY:>
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