- 2020/09/03 掲載
NY市場サマリー(2日)ドル続伸・ユーロ下落、S&P最高値
ソシエテ・ジェネラルの為替ストラテジスト、ケネス・ブロー氏はレーン氏の発言について、ECBがユーロ高とドル安で動揺していることを示し、インフレを注視していることも示唆すると述べた。
ユーロは0.61%安の1.184ドルで、先月27日のパウエルFRB議長の講演以来の上昇分を全て吐き出した。とはいえ、3月の底値から10%超上昇している。
ドル指数<=USD>は0.53%高の92.741。前日に付けた2年4カ月ぶり安値から上昇した。
<債券> 長期国債利回りが低下し、利回り格差が縮小した。週末に発表される雇用統計に注目が集まっている。
10年債利回り
レイモンド・ジェームズ(テネシー州)の債券市場ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は、ADP全米雇用報告の内容を受けて、ポートフォリオを調整する動きが出たかもしれないとした上で、「雇用統計がさえない数字になるとの思惑がやや広がった」と指摘した。
2年債と10年債の利回り格差
<株式> S&P総合500種<.SPX>が続伸し、最高値を更新。上昇は過去10営業日で9回目。朝方発表された全米民間雇用報告の伸びが予想を下回ったことを背景に、ディフェンシブ銘柄やバリュー株が上昇を主導した。
ナスダック総合<.IXIC>も最高値を更新。コロナ危機前の水準を約23%上回った。ダウ工業株30種<.DJI>も2月に付けた最高値に迫った。
株価は午後に入り勢いを増し、取引終了前30分にかけこの日の高値を更新した。
S&Pバリュー株指数<.IVX>は1.8%、グロース株<.IGX>は1.4%高。
公益<.SPLRCU>、主要消費財<.SPLRCS>、不動産<.SPRLCR>の上昇が目立ち、2─3%強上昇。ヘルスケア<.SPXHC>も2%、金融<.SPSY>も1.5%上昇した。
個別銘柄では半導体大手エヌビディア
<金先物> 対ユーロでのドル高などを背景に売られ、下落した。中心限月12月物の清算値(終値に 相当)は前日比34.20ドル(1.73%)安の1オンス=1944.70ドル。
<米原油先物> ガソリン需要の先細り懸念やドル上昇に伴う割高感に押され、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.25ドル(2.92%) 安の1バレル=41.51ドル。中心限月としては8月7日以来約1カ月ぶりの安値に沈んだ。11月物は1.23ドル安の41.85ドルだった。
ドル/円 NY終値 106.18/106.19
始値 106.18
高値 106.30
安値 106.12
ユーロ/ドル NY終値 1.1853/1.1857
始値 1.1861
高値 1.1876
安値 1.1823
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.50 1.3769%
前営業日終値 98*26.00 1.4240%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.00 0.6477%
前営業日終値 99*18.00 0.6710%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.75 0.2516%
前営業日終値 99*31.25 0.2550%
2年債(指標銘柄) 16時27分 99*31.38 0.1348%
前営業日終値 99*31.50 0.1330%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 29100.50 +454.84 +1.59 <.DJI>
前営業日終値 28645.66
ナスダック総合 12056.44 +116.78 +0.98 <.IXIC>
前営業日終値 11939.67
S&P総合500種 3580.84 +54.19 +1.54 <.SPX>
前営業日終値 3526.65
COMEX金 12月限 1944.7 ‐34.2
前営業日終値 1978.9
COMEX銀 12月限 2739.5 ‐125.0
前営業日終値 2864.5
北海ブレント 11月限 44.43 ‐1.15
前営業日終値 45.58
米WTI先物 10月限 41.51 ‐1.25
前営業日終値 42.76
CRB商品指数 151.4379 ‐1.9057 <.TRCCRB>
前営業日終値 153.3436
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