- 2020/09/15 掲載
NY市場サマリー(14日)ドル下落、米株大幅高
<為替> ドルが主要通貨に対し下落。対円では2週ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスワクチンを巡る動きや企業のM&A(合併・買収)を手掛かりに株価が値上がりした。市場は15日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)などに注目。
英製薬大手アストラゼネカ
ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.3%安の93.029。
今回のFOMCは、物価の一時的な上振れを容認し、雇用の最大化に重点を置いた米連邦準備理事会(FRB)の新戦略発表以降で初めてとなる。
ナットウエストは調査リポートで「最新のドットチャート(今後の政策金利の推移を点で示したグラフ)により、現在のゼロ金利政策が2023年にかけて適切となることが浮き彫りになるだろう」と指摘した。
ドル/円
ユーロ/ドル
<債券> 国債利回りが安定的に推移した。投資家はFRBが金融政策の新たなアプローチをどのように実践していくか見極めようとしている。
午後の取引で、指標10年債利回り
2年債と10年債の金利差
2年債利回り
<株式> 大幅高。新型コロナワクチン開発の進展期待や大型M&Aを巡る報道が投資家の楽観的な姿勢を後押しした。
英製薬大手アストラゼネカ
米半導体大手エヌビディア
米ソフトウエア大手オラクル
米バイオテクノロジー会社シアトル・ジェネティクス
テスラ
バイオ医薬品企業イミュノメディクス
<金先物> ドル下落に伴う割安感などを手掛かりに買いが入り、反発。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比15.80ドル(0.81%)高の1オンス=1963.70ドル。
ドルが主要通貨に対して弱含んだことがドル建て商品の割安感を後押しし、金塊は朝方から速いペースで上昇、午前には一時1972.50ドルの高値を付けた。
<米原油先物> エネルギー需要低迷への警戒感が重しとなり、小反落。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は前日比0.07ドル(0.19%)安の1バレル=37.26ドルだった。11月物は0.09ドル安の37.56ドルとなった。
石油輸出国機構(OPEC)は14日に発表した月報で、2020年の世界全体のエネルギー需要を従来予想から下方修正したほか、来年の需要見通しも引き下げた。新型コロナウイルスの感染再拡大によるエネルギー需要低迷への警戒感が広がり、原油は売り圧力が強まった。一方、メキシコ湾で熱帯低気圧からハリケーンに発達した「サリー」が、今後石油精製施設が集積するメキシコ湾岸に進路を向ける可能性があることから供給懸念も強まり、原油の下げ幅は限定的だった。
ドル/円 NY終値 105.72/105.73
始値 105.93
高値 106.02
安値 105.56
ユーロ/ドル NY終値 1.1868/1.1870
始値 1.1873
高値 1.1887
安値 1.1860
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*01.00 1.4148%
前営業日終値 99*00.00 1.4160%
10年債(指標銘柄) 17時04分 99*16.50 0.6756%
前営業日終値 99*19.00 0.6670%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.75 0.2643%
前営業日終値 99*31.50 0.2530%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.25 0.1370%
前営業日終値 99*31.75 0.1290%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 27993.33 +327.69 +1.18 <.DJI>
前営業日終値 27665.64
ナスダック総合 11056.65 +203.11 +1.87 <.IXIC>
前営業日終値 10853.55
S&P総合500種 3383.54 +42.57 +1.27 <.SPX>
前営業日終値 3340.97
COMEX金 12月限 1963.7 +15.8
前営業日終値 1947.9
COMEX銀 12月限 2735.5 +49.8
前営業日終値 2685.7
北海ブレント 11月限 39.61 ‐0.22
前営業日終値 39.83
米WTI先物 10月限 37.26 ‐0.07
前営業日終値 37.33
CRB商品指数 146.5006 +0.0879 <.TRCCRB>
前営業日終値 146.4127
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