- 2020/11/11 掲載
東京株、432円高=連日の高値更新
11日午前の東京株式市場は、景気回復期待から海外株が上昇した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が買われた。日経平均株価の午前の終値は前日比432円93銭高の2万5338円52銭。連日の値上がりで、取引時間中としては1991年6月以来、約29年5カ月ぶりの高値水準となった。
10日の米国市場では新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発期待が広がり、米ダウ工業株30種平均が上昇。この流れを引き継ぎ、東京市場でも自動車株や非鉄金属株など業績が景気の影響を受けやすい銘柄が買われた。また、日銀が地域金融機関の経営基盤を強化する特別制度を導入すると発表したことが好感され、地銀株もおおむね堅調だった。
市場関係者は「海外に比べ日本株は出遅れ感が強く、資金流入が続いている」(中堅証券)と指摘していた。
【時事通信社】
PR
PR
PR