- 2025/05/03 掲載
米国株式市場=続伸、雇用統計と米中貿易摩擦緩和期待を好感
米労働省が2日発表した4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は17万7000人増加し、ロイター調査によるエコノミスト予想の13万人増を上回った。
中国商務省は2日、トランプ米大統領が打ち出した関税引き上げ措置を巡って、米政権側からの協議の申し出を「評価」していると表明。貿易戦争に緩和の兆しが出てきた。
米中の貿易戦争に投資家は神経を尖らせている。それでも、トランプ大統領が一部関税を撤回したことで米株指数は最近の下落から回復した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、大統領が大規模な関税を発表した4月2日の「解放記念日」以前の水準で取引された。
ニューヨークのグレート・ヒル・キャピタルの会長、トーマス・ヘイズ氏は「今日の出来事は、経済が人々が考えていたよりもはるかに強く、関税懸念に直面してもかなり耐性があるということを物語っている」と語った。
アップルは4%近く下落。自社株買いプログラムを100億ドル縮小したうえ、税率に変更がなければ第3・四半期(4─6月)に約9億ドルの追加コストが生じるとの見方を示した。
他の大型株では、交流サイト(SNS)運営のメタ・プラットフォームズは4.3%上昇、半導体大手エヌビディアは2.6%上昇した。アマゾン・ドット・コムは0.1%下落した。
石油大手シェブロンは1.6%高、エクソンモービルは0.4%高。四半期決算を好感した。
米ゲームソフト大手テイクツー・インタラクティブは7%近く下落した。「グランド・セフト・オートVI」の発売を2026年5月に延期した。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.81対1で上回った。
米取引所の合算出来高は159億9000万株。直近20営業日平均は193億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 41317.43 +564.47 +1.39 40960.42 41386.19 40960.4
2
前営業日終値 40752.96
ナスダック総合 17977.73 +266.99 +1.51 17868.76 18048.83 17812.0
5
前営業日終値 17710.74
S&P総合500種 5686.67 +82.53 +1.47 5645.88 5700.70 5642.28
前営業日終値 5604.14
ダウ輸送株20種 14077.53 +453.69 +3.33
ダウ公共株15種 1039.48 +3.91 +0.38
フィラデルフィア半導体 4397.05 +149.39 +3.52
VIX指数 22.68 -1.92 -7.80
S&P一般消費財 1604.65 +18.96 +1.20
S&P素材 535.98 +8.77 +1.66
S&P工業 1139.44 +20.28 +1.81
S&P主要消費財 900.62 +5.35 +0.60
S&P金融 827.90 +17.43 +2.15
S&P不動産 263.01 +3.25 +1.25
S&Pエネルギー 628.28 +8.52 +1.37
S&Pヘルスケア 1613.90 +22.55 +1.42
S&P通信サービス 334.21 +7.53 +2.30
S&P情報技術 4222.88 +48.86 +1.17
S&P公益事業 405.05 +2.84 +0.71
NYSE出来高 11.45億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37280 + 470 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 37215 + 405 大阪比
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