- 2020/11/11 掲載
東芝、20年4―9月期営業利益は94%減 コロナ影響が重し
[東京 11日 ロイター] - 東芝<6502.T>が11日発表した2020年4ー9月期の連結営業利益(米国基準)は前年同期比94%減の31億円だった。収益力改善の取り組みを進めたが、新型コロナウイルスの感染拡大によるマイナス影響が上期に702億円あった。純損益は34億円の黒字だった。前年同期は1451億円の赤字。
2021年3月期の営業利益予想は前年比15.7%減の1100億円で据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は1310億円。年間配当は1株当たり40円の予想。
同日、25年度の売上高4兆円を計画するとの中期経営計画の見直しも発表した。従来計画では23年度に4兆円以上としていた。
基礎収益力を強化しながらインフラサービスを中心に成長を目指す。再生エネルギー関連の投資を拡大し、関連事業の規模を30年度に6500億円にする。19年度は1900億円。石炭火力発電所の新規建設からは撤退する。
25年度までには、売上高4兆円のほか、売上高利益率(ROS)10%(従来計画は23年度8―10%)、投下資本利益率(ROIC)12%、自己資本利益率(ROE)15%を計画する(従来計画は23年度15%)。
20年度は売上高3.1兆円、営業利益1100億円、EBITDA1950億円、ROIC6%、ROE5%を見込んでいる。
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